食品物流を担うことが出来る運送会社とは、
いったいどのような会社なのでしょうか。
基本的には、国土交通大臣または、地方運輸局長より
一般貨物自動車運送事業の許可を受けた事業所であることが
大前提となります。
しかしながら、一般貨物自動車運送事業の許可をうけた
運送会社であったとしても、食品を配送するにあたっては、
一定の条件が必要となります。
例えば、生鮮食品を運送するにあたっては、
様々な種類があるトラックの中でも、冷凍冷蔵車を使用する
ケースが多いです。
卵やお肉、また野菜や果物といった生鮮食品を
思い浮かべてみてください。
産地から長時間かかって運ばれてくる間に、夏の暑い日などは
特にですが、上手に温度管理が出来ていないと腐ってしまいますよね。
生鮮食品とは、新鮮さが要求される食料品のこと。
ですから、冷房設備がついているトラックが必要なんです。
しかしバカにできないのが、この冷凍冷蔵車の価格。
温度調整ができない箱型のトラックと比べると、ゆうに100万円以上
高くなってしまいます。
こういう話、知らない人が聞いたら大抵は驚かれます。
トラックは大体どれも同じように見えるかもしれませんが、
役割に応じてコストも用途も変わってきます。
また、生鮮食品を運送するということになると、
もっとも大切なのは衛生面の管理です。
食品を配送する運送会社として、日頃より衛生面には特に気を配り、
大切に取り扱うことが肝心です。
当社、太豊陸運のように、鶏卵のような割れやすい、デリケートな生鮮食
品を配送するにあたっては、さらに各ドライバーの運転技術も問われま
す。
卵が割れてしまっては商品にはならず、荷主様にご迷惑をお掛けしてし
まいますからね。
食品物流に携わる運送会社としてお客様に満足していただくためには、
常日頃より細心の注意を払いつつ、大切な大切な食料品を皆様にお届け
しているんだという自覚を持って取り組まねばなりません。
これが食品物流を担う運送会社には必要不可欠な条件です。
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