私たち太豊陸運では、鶏卵取り扱い専門のロジスティクスを行なっております。
昨今では、世間でドライバー不足問題の高まりを受けて、大手メーカーが協力
し合い、物流協力をするというようなニュースをよく目にします。
確かに、当社が身を置いている運送業界は、現状深刻なドライバー不足問題に
悩まされています。
高齢化社会が急速なペースで進むこの日本国内にあって、さらに、免許制度
の問題もあるこの状況では、今後も人手不足問題は続くのではないかと思われます。
当社では、近畿圏周辺の養鶏場さまなどの鶏卵産地から、当社が運営する大阪府
堺市の鶏卵専用物流センターに鶏卵を直接集荷、また、産地からのトラック便で
持ち込んでいただいた商品を、その日のうちに仕分けをし、翌日に各方面に
自社便で出荷するという形態の物流を行っております。
これをすることで、産地からの直送が難しい小ロッドの納品や、多店舗に対する
納品が低価格で実現可能になります。
最近、各方面の荷主様からお聞きするのは、「便がない」、「コースを組めない」など
深刻な内容が多いです。
大阪市場に商品を送り込むために、地方の産地から全てコースを組んでしまおう
とすると、場合によってはコスト高になってしまったり、便が不安定になってしまうと
いった問題が出てくるようです。
こういった問題を解決するために、当社の荷主企業様の多くが、当社の鶏卵物流
センターをデポとして活用し、ジャストインの無駄の少ない物流を実現されています。
仮に、地方から大阪のスーパー10件に直送するためには、運送会社に委託して、
1日のチャーター便を組まねばなりませんが、一度チャーター便を組んでしまうと、
物量が多くても少なくても、一定の運送料金が必要になることが多いため、結果
として割高の運賃を支払わねばないケースも多いかと思います。
当社の鶏卵物流システムを活用していただくことで、
「1件 ○○円」や「1ケース ○○円」といった料金設定が可能になることから、
荷主企業様にとっても、ジャストインの配送が可能になると、私共は考えております。
今後も鶏卵業界に貢献するため、私たち太豊陸運は、物流の面で様々な
ご提案をしていきたいと考えております。
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