前回は、食品物流のノウハウ1ということで、ご紹介させていただきました。
今回は、引き続き食品物流のノウハウをご紹介させていただきます。
食品メーカー様におかれましては、物流事業者選定の際のチェックポイントにしていただければと思います。
食品の種類によって様々な温度帯の管理が必要になります。
生鮮食品を運ぶためのトラックとして、平ボディのトラックや、冷凍冷蔵機能のついていないバン車では、鮮度を保つことができるのか、不安ですよね。
食品を配送するトラックは、様々な温度管理が出来る冷凍冷蔵車である必要があります。
食品物流においては各商品のニーズ次第で、日替わりで物量が変わるものです。
特売日や季節変動、商品の人気によっても必要な物量は変わります。
例えば、有名テレビ番組で、「(商品名)はダイエットに効く!」なんていう放送がされたらどうでしょう。
翌日からもう、買い物客はその商品を一網打尽に買い尽くしてしまいます。
そうなったら、消費者のニーズを汲み取った店舗は、すぐにこの商品を出来るだけたくさん店舗に並べることになりますよね。
物流業者には、こういった状況にも柔軟に対応する能力が求められます。
つまり、期間限定の増便をするなど、臨機応変に車両を手配できることが重要なんですね。
そのためには物流業者自身が常にこの体制を取ることが出来る準備をした上で、配車担当者(必要に応じて車両手配をする担当者)のスキルも大変重要になります。
食品メーカー様の中には、物流費用が高額な上、ミスも頻発するなど、頭を抱えている企業様も多くございます。
その他製造業の売上高物流コスト比率と比べて、食品の売上高のうちの物流コスト比率は高いというデータが出ております。
どうして食品の物流コストが高くなってしまうのかということについては、様々な理由がありますが、詳しくは今後の機会にご紹介させていただきます。
いずれにせよ、物流コストを効率化できるかどうかということについては、物流業者のノウハウのレベルに左右されることが多いのです。
机上では計算出来ない状況というものが、物流現場ではたびたびあります。
事業者を選定する際には、事業者がいかにその分野に強みがあるのか、また実績はどのくらいあるのか、というようなことをチェックしていただくことが大切だと思います。
上記にてご紹介した内容がすべてではありませんが、食品物流の事業者には多くのノウハウが必要となっていること、ご理解いただけましたでしょうか。
もちろん、太豊陸運では、食品物流の専門家としてこのようなノウハウを駆使し、食品メーカー様の良きビジネスパートナーとなるべく、日々研鑽を重ねております。
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